毎年募集しているスキーツアーには、いくつものプランがあり、価格帯についてもプランによって決まっています。一般的に、現地で滞在するホテルのグレードが高いもの、宿泊日数が多いもの、飛行機などの特別な交通手段を使うものについては、いろいろなプランがあるなかでも、価格帯としては高めになります。一方、料金が激安であることをうたって募集しているプランも、なかには存在しており、特に所得が少ない学生層や、何度もスキー場に出向いて練習をつづけるリピーターなどに人気です。このような激安プランとしては、夜行バスを利用して現地に出向くタイプのものが、圧倒的に多いといえます。
貸し切りのバスの場合、電車や飛行機と違い、運行ダイヤの制約を受けないことから、旅行会社でも比較的自由にプランを組むことができます。その際、予約が少ない時間帯に運行させるようにすれば、需要と供給の関係で、より安価にバスを調達することができるため、スキーツアーそのものの料金も安くなります。夜行バスは基本的に利用する人が少ないという事情があるため、結果として夜行バス利用のスキーツアーは激安で提供できる仕組みです。夜行バスの場合、車中泊として、狭いスペースの車内で休憩することになり、快適性の観点からはやや難があります。
そこで、最近は現地のホテルを半日程度、休憩利用として提供することで、快適性を確保しながら仮眠ができるようにしているプランもみられます。